Microsoftは本日、開発者会議「BUILD 2015」で、プログラミング向けのコードエディタ「Visual Studio Code」の発表を行いました。現在公式サイトより、Windows / Mac / Linux用のバイナリをダウンロードすることができます。
Visual Studio Codeの特徴はまずマルチプラットフォームのエディタであること。Windowsだけでなく、MacやLinuxまでサポートしたことから、開発者コミュニティでは驚きの声が上がっています(Reddit、Phoronix)。
機能面では、C#、JavaScript、TypeScript、HTML、CSS、LESSなど多くのプログラミング言語をサポートしたIntelliSense機能や、アウトライン機能、参照、定義へ移動する機能など、IDE特有の機能が使えるほか、Gitの統合や、デバッグ機能も実装されています。
デバッグ機能に関しては、公式ドキュメントで説明されているように、ASP.NET 5アプリケーションや、Node.jsアプリケーションがサポートされていて、Mac / Linuxでは、Mono 3.12以降が必要となります。
Visual Studio Codeの内部構造に関しては、Ars Technicaや、しばやん雑記で触れられているように、最近改名したElectron(元Atom Shell)が使われている様子。
Visual Studioという名前がついていますが、AtomやSublime TextといったGUIエディタのほうに立ち位置としては近いようです。今後どのように発展していくのか注目されそうです。