現在世界中で猛威を振るうランサムウェアWannaCryptに対し、Microsoftはサポート切れのOSであるWindows 8やXPに対しても修正プログラムを公開したことが分かりました(Microsoft TechNet、MSPoweruser)。現在、更新プログラムはTechNetのブログや、Microsoft Updateカタログ等からダウンロードすることができます。
WanaCryptに対する更新プログラムは、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows 8.1、Windows Server 2012、Windows 10、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016といったサポート中のOSに対しては3月にすでに公開済みです。しかしサポート切れのOSに対しては公開されず、これらの古いOSによって稼働しているシステムは無防備な状態のままとなっていました。
今回は顧客の事業に与える潜在的な影響を考え、異例なことですがサポート切れOSに対する更新プログラムへの提供が行われた模様です。
WanaCryptはもともとのアメリカのNSAが作成したハッキングツールが、リークされランサムウェアとして流用されたものとされ、現在世界各地で被害が確認されるなど影響が広がっています。