Microsoftが先日公開したWindows 10 Version 1809用の累積アップデートKB4494441などに、IEやEdgeを使用して英国政府のWebサイトを読み込むことができない既知の不具合が存在することが分かりました。
この不具合の影響を受ける累積アップデートは以下の通りです。
- Windows 10 Version 1809: KB4494441
- Windows 10 version 1803: KB4499167
- Windows 10 version 1709: KB4499179
- Windows 10 version 1703: KB4499181
- Windows 10 version 1607: KB4494440
- Windows 10 Version 1507: KB4499154
それぞれの累積アップデートの既知の不具合に、以下のような項目が追加されています。
Symptom | Workaround |
---|---|
After installing the May 14, 2019 update, some gov.uk websites that don’t support HTTP Strict Transport Security (HSTS) may not be accessible through Internet Explorer 11 or Microsoft Edge. | Microsoft is working on a resolution and will provide an update as quickly as possible. |
不具合の症状は「2019年5月14日の更新プログラムをインストールした後、HTTP Strict Transport Security(HSTS)をサポートしていないgov.uk Webサイトに、Internet Explorer 11またはMicrosoft Edgeからアクセスできない場合があります」というもので、Microsofは問題を解決するアップデートをできるだけ速やかに提供すると説明しています。
なおIE 11やMicrosoft Edge以外のブラウザを使用することで、アクセスできる場合もあるようです。
該当の更新プログラムでは、Internet ExplorerおよびMicrosoft Edge用にHTTP Strict Transport Security Top Level Domains (HSTS TLD)に"go.uk"を追加するという変更内容が含まれており、この変更が悪影響を及ぼしている可能性が指摘されています。