ドイツのセキュリティソフトウェア調査会社AV-TESTは7月30日、Windows 10のホームユーザー向けのアンチウイルスソフト製品を比較した2019年5月〜6月期の調査結果を発表しました(Softpedia)。
同社が実施するテストは、アンチウイルスソフトをシステムの保護、パフォーマンス、ユーザビリティの3つの観点で比較し、それぞれ6点満点で評価するというもので、合計18点が最高となります。
今回の調査では、Windows 10に標準で組み込まれている、MicrosoftのWindows Defenderが、ついに最高の18ポイントを獲得しトップとなっています。これ以外で最高点を獲得したのは、F-Secure SAFE、Kaspersky Internet Security、Symantec Norton Securityの3つ製品で、17.5ポイントでAvast Free Antivirus、AVG Internet Security、Bitdefender Internet Security、Trend Micro Internet Security、VIPRE Security AdvancedSecurityなどが続いています。
一方評価の低いソフトは、11.5ポイントの最低スコアを獲得したWebroot SecureAnywhereとなっています。
AV-TESTの調査ではWindows Defenderはこれまでも高い評価を得ていましたが、最高点は獲得していませんでした。前回の調査では合計17.5ポイントでパフォーマンスが5.5ポイントだったため満点ではありませんでしたが、今回はパフォーマンスが改良され着実に進化していることがわかります。