
Windows 11では、長年残ってきたレガシーUIを少しずつ刷新する取り組みが続いています。
最近ファイルのプロパティダイアログがモダン化されるというニュースが注目されていましたが、今回はUSBメモリやSDカードを挿したときに表示される「自動再生」ダイアログが刷新のターゲットとなっていることがわかりました。
Windows XP時代からほぼ姿を変えずに残ってきた古いWindowsの象徴ともいえる存在が、ついにWinUI 3で作り直されます。
自動再生が刷新される理由
自動再生はは2001年にリリースされたWindows XPで初登場し、Vistaでセキュリティが強化され、Windows 7以降はほぼ同じ見た目のまま残ってきました。
しかし、Win32ベースの古いダイアログにはダークモード非対応 や Fluent Designとの不統一といった問題を抱えています。Windows 11のモダンなUIの中に突然、昔のWindowsの痕跡が現れるギャップに多くのユーザーが違和感を抱いていました。
WinUI 3で再構築されることで、以下の問題が自動的に解決されます。
- ダークモード対応
- Fluentスタイルの統一されたタイポグラフィ
- スケーリングやテーマ処理の自動化
- レガシーコードによるメモリ非効率の解消
Microsoftは「Windowsシェル全体をWinUI 3へ拡張する」と明言しており、自動再生は優先度の高いターゲットとして選ばれた形です。なおMicrosoftはWindows 11ですでに複数の古いダイアログをWinUI化しています。
- ファイル/フォルダーのプロパティ
- 印刷管理
- ウィジェット
- ファイル名を指定して実行(Run)
Windows 11を軽くするという大きな目的
UI刷新の裏には、Windows 11のメモリ使用量を減らすという大きな目標があります。
Microsoftは2026年末までに8GB RAMのPCでも快適に動作するようWindows 11の最適化を進めると公言しており、メモリ効率が高いWinUI 3の採用はそのための取り組みの一つです。
古いWin32ダイアログを置き換えることは 見た目の統一だけでなく、OSの軽量化にも直結しているわけです。
まとめ
自動再生の刷新は小さな変化に見えますが、Windows 11全体の一貫性と軽量化を進める上で重要な一歩です。長年の「モダンUIとレガシーUIが混在するWindows」という状態から、ようやく脱却しつつあることが感じられます。
[via Windows Latest]
