
Microsoftは現在、Windows 11のパフォーマンス向上のためのさまざまな改善を進めています。
操作の瞬間だけCPUを瞬間的にブーストする「Low Latency Profile」や、アプリのWinUI化など、さまざまな分野での取り組みが続けられているなか、パフォーマンス向上にも効果があるとされる「Smart App Control(SAC)」も忘れてはならない存在です。
これまで最大のハードルだったクリーンインストール必須という条件が撤廃され、より気軽に試せる機能へと進化しているからです。
Smart App Controlとは何か
Smart App Controlは、もともとWindows 11 22H2で導入されたセキュリティ機能で、クラウドの判定機能とコード署名情報を使い、アプリを実行前にチェックして不審なソフトをブロックします。
実行前に止めるという仕組みのおかげで、従来のウイルス対策のように常時スキャンを行う必要がなく、CPU負荷が軽くなる=パフォーマンスが向上するという副次的メリットがあるとMicrosoftは説明しています。効果は特にエントリークラスのPCで体感しやすいそうです。
しかし、SACは「Windows 11をクリーンインストールした環境でしか有効化できない」という制限があり、既存環境で使いたいユーザーにとっては大きな障壁となっていました。
2026年のアップデートで制限が撤廃される
Microsoftは今年この制限を取り払い、既存のWindows 11環境でもSACをオンにできるように変更しました。
SACをオンにするには「Windows セキュリティ」アプリを起動し「アプリとブラウザコントロール > スマートアプリコントロール」から変更します。

手元の環境ではオンからオフ、オフからオンへ特に何も問題なく変更できましたが、場合によってはPCのリセットまたは再インストールが要求される場合があるようですので注意が必要です。
追加の無料パフォーマンス改善策
Microsoftは無料のパフォーマンス改善案として、SAC以外にも「スタートアップアプリの適切な整理」を推奨しています。こちらはすぐに実践できるため、SACと合わせて試す価値があります。
