
昨年末に発見され一部ユーザーの間で話題になっていた「Windows 11のSSD性能を大幅に引き上げる裏技」が、最新のInsiderビルドで使えなくなったことが分かりました。
このハックは、Windows Server 2025向けに発表された「ネイティブNVMeサポート」をレジストリ操作でクライアント版Windowsに持ち込むというもので、実際にランダム性能が大きく向上したという報告もあり、注目を集めていました。
SSDを爆速化するハックとは?
Microsoftは2025年12月、Windows Server 2025に「ネイティブNVMeスタック」を導入すると発表。IOPS(input output per second)の最大80%向上など大きな性能改善が期待されました。

この発表は、Windows Server 2025向けのものですが、Windowsユーザーが「同じ機能をWindows 11でも有効化できないか」と調査したところ、レジストリに特定のキーを追加するだけでWindows 11 24H2/25H2でも有効化できることが判明します。
Redditには実際に性能向上を確認したユーザーも多数あらわれ注目を集めました。
Microsoftが静かにブロック
しかし、最近のWindows 11 Insiderビルドでは、このレジストリハックが無効化されていることが判明しており、Microsoftが意図的に封じたとみられています。
元々このハックは、対応しているSSDに制限があり、重大な不具合が発生するという報告もありました。クライアント向けに十分テストされておらず、安定性や互換性の問題が起きる可能性が高いことから制限された可能性があります。
まだ有効化する方法は残っているものの
興味深いのは、このハックが完全に封鎖されたわけではなく、設定ツール「ViVeTool」を使えば、対応するFeature ID 60786016,48433719を指定することで依然として有効化できることです。
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GitHubからViVeToolをダウンロードして展開。
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管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、ViVeToolのディレクトリに移動。
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以下のコマンドで機能を有効化。
vivetool /enable /id:60786016,48433719
- PCを再起動する
Neowinのテストでは、特にランダム書き込み性能が大幅に向上したそうで、NVMe SSDやCPUの性能によって効果は変わるものの、体感できるレベルの改善が見られたようです。
まとめ: 正式対応を待つのが無難
今回の件は、Windows Server向けの新技術がクライアント版でも使えてしまったことが発端でした。Microsoftは今後、Windows 11 25H2/26H2で正式にネイティブNVMeサポートを導入すると説明しています。現時点では無理に裏技を使うより、正式リリースを待つのが安全と言えるでしょう。
