Wine開発チームは10月1日、開発版「Wine」の最新版v1.9.20をリリースしました(公式ニュース、Phoronix)。WineはWindows用のゲームやアプリケーションをLinux/macOS等、他のプラットフォームで動作させる事を目的としたソフトウェア。開発版は新機能導入のためのブランチで、二週間に一回最新版が公開されています。
v1.9.20で導入された機能は以下の通りです。
- クリップボードAPIの再実装
- WebService内のメッセージハンドリング
- より多くのAPIセットライブラリ
- さまざまな不具合の修正
Wineプロジェクトは次期安定版Wine 2.0で、Direct3D 11やDirect3D Command Stream Multi-Threading(CSMT)のサポートを行うべく作業を行っていますが、今回のリリースではめぼしい進捗がなかった模様です。
タイトル | Wine 開発版 | |
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公式サイト | https://www.winehq.org/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7034-wine-development | |
説明 | WindowsAPIをエミュレートしてWindowsアプリを実行するソフトウェアWineの開発版。Linux/Macに対応。 |