Wine開発プロジェクトは14日、2週間に一回定期的にリリースされている開発版Wineの最新版v2.19をリリースしました(公式ニュース、Phoronix)。
WineはLinuxやMacでWindows用ソフトウェアの実行を可能とするソフトウェアです。Wine開発プロジェクトは現在、2017年末から2018年初頭の公開を目指して開発が進められている「Wine 3.0」に向け、開発版で新機能の追加を積極的行っています。
v2.19ではAndroid向けに32-bit floatオーディオのサポートが行われたほか、Wineサーバーによる名前つきパイプの完全サポートや、GdiPlusのtransformの修正など、いくつかの新機能が追加されています。
新機能のリストは以下の通り:
- Support for 32-bit float audio on Android.
- Named pipes now fully handled by the Wine server.
- Support for a new Microsoft root certificate.
- More transform fixes in GdiPlus.
- Some heap allocation optimizations.
- Various bug fixes.
変更点の詳細はリリースノートで確認可能です。
タイトル | Wine 開発版 | |
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公式サイト | https://www.winehq.org/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7034-wine-development | |
説明 | WindowsAPIをエミュレートしてWindowsアプリを実行するソフトウェアWineの開発版。Linux/Macに対応。 |