Wine 3.5開発版がリリース - Vulkan Loaderのサポートが追加

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Wine開発プロジェクトは3月30日(現地時間)、2週間に1回定期的にリリースされている開発版Wineの最新版「Wine 3.5」をリリースしました(Phoronix)。

WineはLinuxやMacでWindows用のプログラムを動作させるためのソフトウェアで、開発プロジェクトは現在、来年公開予定のWine 4.0正式版を目指し、開発版のWine 3.x系の公開を続けています。

Wine 3.5では、ここ最近のバージョンで継続して行われているVulkanサポートの改良が続いています。このバージョンでは独自のVulkan Loaderが追加され、Vulkanを利用するために必要となるLunarG SDK for Windowsを手動でインストールする必要がなくなりました。ただし実装は完全ではなく複数のドライバやVulkan layersをサポートしないため、これら機能を必要とする場合は、これまで通りLunarG SDKをインストールする必要があります。

その他RSA/ECDSA暗号鍵のサポートや、manifestファイルパーサーの改善、ファイルダイアログの改良、さまざまな不具合の修正などが行われています。

  • More Vulkan support, including the vulkan-1 loader.
  • Support for RSA and ECDSA cryptographic keys.
  • Improved manifest file parser.
  • Support for the Places toolbar in file dialogs.
  • Various bug fixes.

変更点の詳細はリリースノートで確認可能です。

S icon タイトル Wine 開発版
公式サイト https://www.winehq.org/
ソフトアンテナ https://softantenna.com/softwares/7034-wine-development
説明 WindowsAPIをエミュレートしてWindowsアプリを実行するソフトウェアWineの開発版。Linux/Macに対応。
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