WireGuardの主要な開発者Jason Donenfeld氏は2月16日(現地時間)、WireGuard for macOSの初期バージョンを公開したことを発表しました。WireGuard for macOSはmacOS 10.14以降に対応し、Mac App Storeより無料でダウンロードすることができます。
WreGuardは最先端の暗号技術を利用したオープンソースのVPNトンネルソフトウェアで、OpenVPNより高速に動作することが期待されています、
今回公開されたmacOS版はiOS版と同じコードベースから構築されていて、AppleのNetwork Extension APIを利用し、OSのネットワークスタックに統合されています。macOS版はアプリ形式で配布れていて、メニューバーに常駐しシステム環境設定のネットワーク項目が各トンネルの制御にも使用されます。
Donenfeld氏はまた、Windows版は開発中で、Windows 7以降で動作する新しいTUNドライバーを作成しているため、公開までまだしばらく時間がかかると説明しています。
またLinuxカーネルへの取込は特に進んで折らず、次期バージョンのLinux 5.1にマージされるかどうかは不明な状況のようです(Phoronix)。