Microsoftは、11月16日(現地時間)、 Windows 11 on ARM用のx64エミュレーション機能の一般提供を開始したことを発表しました(BetaNews)。
ARM版Windowsのx64エミュレーション機能は、ARMデバイスでx64アプリを実行可能とするもので、昨年12月からテストが行われています。当時はWindows 10 on ARMのユーザーが使用することができました。
今回の発表で説明は何もありませんが、対象が「Windows 10 on ARM」から「Windows 11 on ARM」に変更されており、Microsoftの広報担当は、Paul Thurrott氏に以下のようなコメントを提供しています。
We have received questions about the status of x64 emulation in Windows 10. Microsoft wants to share an update that x64 emulation for Windows is only generally available in Windows 11. For those interested in experiencing x64 emulation, a PC running Windows 11 on Arm is required. Microsoft is committed to supporting customers on Windows 10 on Arm through October 14, 2025.
Windows 10でのx64エミュレーションの状況について質問を受けました。マイクロソフトは、Windows用のx64エミュレーションは、Windows 11でのみ一般的に利用可能であるという最新情報を共有したいと考えています。x64エミュレーションを体験されたい方は、Windows 11 on Armが動作するPCが必要です。マイクロソフトは、2025年10月14日まで、Windows 10 on Armをお使いのお客様をサポートすることをお約束します。
ARM版Windowsはまだかなりニッチな存在ですが、ARM版Windows 11への移行を望まないユーザーにとって、今回の決定が打撃となる可能性はあります。