FreeDOSプロジェクトから、WindowsのUIを持つ「XFDOS 2.0」がリリースされました(マイナビニュース、slashdot日本版)。
DOSベースなので当然シングルタスクなんですが、見た目はウィンドウの右上にバツボタンがあったりしてWindowsっぽくもあります。
ファイルマネージャや、Webブラウザ、ワープロ、スプレッドシート、エディタ、PDFリーダー、電卓、画像エディタなど、基本的なアプリも動かせるみたいです。
おもしろOS大好きなのでさっそくインストールして動かしてました。
仮想環境で動かす場合VirtualBoxがオススメ
実機でもいけるのかもしれませんが、画面をキャプチャするのが面倒なので仮想環境で動かすことにしました。最初VMware Workstationで試したところ起動途中で画面がブラックアウトするので断念。フォーラムの情報によると、OracleのVirtualBoxだとうまくいくようなのでこれを使うことにしました。
仮想マシンの作成
VirtualBoxでまず仮想マシンを作成します。名前のところに、XFDOSといれると、タイプ、バージョンが勝手にDOSっぽく変わりました。 あとはデフォルトでOK。
起動
とりあえず起動可能なisoファイルを使って起動してみます。
XFDOSのisoファイルをダウンロードして、xfdos20.isoを起動ハードディスクとしてマウントします。
しばらくするとこの画面が表示される…はず。
スクリーンショット
アプリをいろいろと動かしてみましょう。
計算機。
お絵かきソフト。
チェッカー。1994年にコンピューターが人間に勝利したボードゲームです。
ブロックゲーム?
シェル。あたりまえですがDOSです
スプレッドシート。すごいw
なんとブラウザまで。ネットのセットアップがわからなかったので実際にインターネット接続はできませんでした。できるのかな。
まとめ
Windows 3.1が登場するぐらいまで、DOS上に構築されたサードパーティのウィンドウシステムなんてものが実際に作られていた時代がありました。たとえばJustSystemもジャストウィンドウと呼ばれるウィンドウシステムを作っていたことで有名です。
XFDOSもそういう時代を思い起こさせるウィンドウシステムとして興味深いです。一度に一つのウィンドウだけを表示できて、それを切り替えるシステムはWindows 8 のモダンアプリに通じるものもあるかもしれません。
ゴールデンウィーク後半戦の暇つぶしに遊んでみたらおもしろいと思います。