ロシアのサーチエンジン大手「Yandex」が新しいWebブラウザのコンセプト「Yandex Browser」公開しています(公式ブログ、The Next Web、Designer News)。
サイトトップには以下のようなテキストが表示されていました。
We have created a concept browser — this is our vision of how it should be in the future. Please try the alpha version of the new Yandex.Browser and share your opinion.
「我々はコンセプトブラウザを作成した。これは将来ブラウザがどうあるべきというビジョンである。新しいYandex.Browserを試して、意見を共有してほしい」
「Yandex Browser」はまだアルファ版のブラウザなのですが、実際にダウンロードして実行することもできます。以下Mac版の「Yandex Browser」を動かしてみました。
コンテンツ領域を最大化
Yandex.appを起動すると、URLバーや、ステータスバー、タブなどをできるだけ排除し、コンテンツ領域を最大化しようと試みていることが分かります。
URLバーは削除されタイトルのみになり、タブは画面下の中央付近に固まっています。
画面上部のタイトルバー近辺の背景色はWebサイトの背景に合わせて色が変わり、より画面が広く感じられるように工夫されていることが分かります。
Designer Newsには、URLバーを削除するのはセキュリティ上の問題から望ましくないとの意見も寄せられていますが、未来のWebブラウザの形を考える上で興味深い試みかもしれません。
ちなみに中身はChromeベースのブラウザで、Chrome用の拡張がそのまま読み込まれていました。