The Perl Foundationは6月24日(現地時間)、プログラミング言語「Perl」の最新メジャーバージョンアップ版「Perl 7」を発表しました。
Perl 7は最新のデフォルトを搭載したPerl 5の進化版として登場し、コードや構文に大きな変更は行われない予定です。
Perl 5は後方互換性が特長ですが、そのためにスクリプトの先頭に大量の「プラグマ」を記述する必要がありました。Perl 7ではよりクリーンで新しいデフォルトが採用され、スクリプトに必要な記述が大幅にシンプルになる事が期待されています。
Perl 5の場合:
use v5.32; use utf8; use warnings; use open qw(:std :utf8); no feature qw(indirect); use feature qw(signatures); no warnings qw(experimental::signatures);
Perl 7の場合:
use utf8; use open qw(:std :utf8);
Perl 5は長期メンテナンスモードに入り、今後もサポートされます。Perl 6ではなくPerl 7になった理由は、Perl 6という名前が「Roku」(Perl 6から改名)に使われていて、混乱を避けるためだそうです。
Perl 7の作業はすでに進められていて、来年の一般公開が予定されています。