1990年代の初期、Windows 3.0に含まれていた懐かしのファイルマネージャー「Windows File Manage」。今となっては使ったことのあるユーザーも少数派となっているこのソフトウェアのソースコードがオープンソース化されGitHubで公開されています(MSPoweruser)。
ソースコードはMITライセンスのもとに公開されていて、現在GitHubで公開されている2種類の実行ファイル(およびソースコードブランチ)は、それぞれ以下のような特徴を持っています。
- original_plus: Windows NT版のソースコードに最小限の変更を加えVS2015/2017でコンパイル可能にし、Windows 10で動作するようにしたもの
- master v10.0: 2007年以来MicrosoftのCraig Wittenberg氏が個人的に必要とする機能を追加したもの。OLEドラッグ&ドロップのサポートやショートカットキーの変更、コンテキストメニューの追加などが含まれる
より実用性を求める方ならばさまざまな機能が追加されたv10.0がおすすめです。
MicrosoftはWindows 10でFluentデザインというモダンなデザインガイドラインを採用し、Windowsを使いやすくするためのデザインの変更を進めています。今回公開されたWindows File Managerは、WindowsのUIがどのように変遷してきたのかを考え直すよい資料といえるかもしれません。