ドイツのセキュリティソフトウェア調査会社AV-TESTは9月26日、Windows 10のホームユーザー向けのアンチウイルスソフト製品を比較した2019年7月〜8月期の調査結果を発表しました(Softpedia)。
同社が実施するテストは、アンチウイルスソフトをシステムの保護、パフォーマンス、ユーザビリティの3つの観点で比較し、それぞれ6点満点で評価するというもので、合計18点が最高となります。
今回の調査で最高の18ポイントを獲得したのは、Kaspersky Internet Security、McAfee Internet Security、Symantec Norton Securityの3製品となっています。
前回のテストで最高点を獲得したMicrosoftのWindows Defenderはシステムの保護とユーザビリティでは6ポイントを獲得しましたが、パフォーマンスが5.5ポイントで、合計17.5ポイントとなり、惜しくも最高点を逃しています。
Windows Defenderのパフォーマンスに関しては、低スペックのPCにアプリケーションをインストールする場合、業界平均の28%を上回る33%のスローダウンが発生し、高スペックのマシンでも平均の25%を上回る31%の速度低下が起こっているとのことです。
ただし最高点を逃したとはいえWindows Defenderはトップランクの製品であることに変わりは無く、ユーザーにとっては安心できる結果といえそうです。