MicrosoftのWinUI 3はUWPを捨ててWin32に集中

WinUI roadmap

Microsoftが、Windows 10およびWindows 11で動作するWin32アプリに集中するため、UWPアプリ向けのWinUI 3の安定版リリース向けた作業を進めていないことが明らかとなりました(Windows Latest)。

WinUIは、Windows 10とWindows 11の両方に対応した新しいユーザーインターフェースライブラリで、Windowsアプリのための最新のコントロールやスタイルが含まれています。MicrosoftはWinUIを「ネイティブUIプラットフォームと呼び」Windowsのシェルでも使用しています。

WinUI 3は当初すべての開発プラットフォームで利用できるとされていましたが、現在は計画が変更され、UWPアプリ向けの作業は計画されておらず、レガシーな開発プラットフォーム向けのWinUI 3に焦点があてられているとのことです。WinUIの第2世代であるWinUI 2は、UWPアプリから利用できるUIライブラリであったのに対し、WinUI 3は従来のデスクトップ向けにモダンなスタイルやコントロールを提供するライブラリということになります。

WinUI 3がUWPをサポートしないということが決定したわけではないものの、WinUI 3 for UWPの一般提供に関する時期や計画は確定していない模様。WinUIプログラムマネージャーのRyan Demopoulos氏はDiscordチャンネルで以下のように説明しています。

At present, I don’t know when or if WinUl 3 will become Stable and supported for UWP. We don’t have plans to do that right now, nor any time soon. No internal decision has been made to say that we never will, and no internal decision has been made to do it either. Just no plans now, and we plan loosely between 6 months to 1 year ahead so that means no plans roughly in next year

現時点では、WinUl 3が安定してUWPをサポートするようになる時期はわかりません。今すぐにも、近日中にもそのような計画はありません。絶対にやらないという内部決定も、やるという内部決定もしていません。ただ、今は予定がなく、半年から1年先までのゆるやかな計画を立てているので、来年は大体予定がないということになります

Microsoftは「Win32開発者のためにWinUl 3を使えるようにする」ことに注力したいと考えているようで、その背景には、Win32の非常に大きな開発コミュニティに働きかけ、Windows 11用にアプリを刷新するよう説得するという計画があるそうです。MicrosoftはUWPアプリのためにWinUI 2.xを維持しますが、今後はWinUI 3に対する投資が先行することになりそうです。