fman - 6ヶ月コミットが無い場合オープンソース化されることが約束されたモダンなファイルマネージャー

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モダンなパワーユーザー向けのファイルマネージャー「fman」。美しく高速で拡張可能なファイルマネージャーを目指して絶賛開発中のソフトウェアで、Windows/macOS/Linux版の実行ファイルが公開されています。

フリーソフトではなく、15ユーロの有料ソフトですが(現在招待制でライセンスを販売中)、無料で試用することが可能となっています。

またユニークなのは「fman's Open Source Promise」として、開発が停滞した場合、fmanのソースコードが公開されることが約束されている事です。

If no commit is made to fman in more than 6 months, then it will be open sourced under a BSD license.

6ヶ月以上fmanにコミットが行われなかった場合、BSDライセンスでオープンソースになります。

メンテナンスが放棄されたクローズドソースソフトウェアに依存してしまう危険性を排除するための約束のようです。

以下具体的な使用法を説明します。

目次

fmanの使用法

Mac版を例として説明します。公式サイトよりdmgファイルをダウンロードしfman.appをアプリケーションフォルダにコピーして起動しましょう。

fmanのメイン画面はいわゆる2画面ファイラの構成となっていて、左右のペインを使い分けて、ファイルのコピーや移動が可能となっています。

コピーや移動といった操作にはファンクションキーベースのキーボードショートカットが割り当てられています。プラットフォーム固有のショートカットキーも存在し、それらは各プラットフォーム(Windows/macOS/Linux)毎に少しずつ異なっています。

主なキーボードショートカットは以下の通りです。

F4 編集(テキストエディタで開く)
Shift+F4 作成して編集
F5 コピー
F6 移動
Shift+F6 リネーム
F7 新規ディレクトリ
F8 削除
F9 現在のディレクトリをターミナルで開く
F10 現在のディレクトリをFinder/Explorerで開く
F11 パスをクリップボードにコピー
Ctrl/Cmd+P ディレクトリに移動
Alt/Cmd+F1/F2 ドライブ/ボリューム一覧
Ctrl/Cmd+. 隠しファイル表示のトグル
Ctrl+Left 左ペインで開く
Ctrl+Right 右ペインで開く
Backspace 一つ上のフォルダに移動

ショートカットは設定ファイルを利用して好みのキーに変更することもできます。

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▲またShift+Cmd+Pを押せば「コマンドパレット」が表示されて、各コマンドを文字列で絞り込み検索しながら実行することもできます(IntelliJなどでお馴染み)。

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フォルダの移動はCmd+Pです。フォルダ履歴が表示され素早く移動することができます。

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複数のファイルにスペースキーでマークを付けて一気に操作することもできます。この辺はファイラでよくある操作なので迷うことは少ないと思います。

その他、fmanのカスタマイズはCustomizing fmanで説明されています。

またPluginを自由に作成できるのも特徴で、プラグインの開発ドキュメントや、ユーザーによって作成されたプラグインが一覧として公開されています。

まとめ

fmanの基本機能はファイラとしてはかなりシンプルです。しかしプラグインを使って自由に機能を拡張できるため、本当に自分にとって便利なファイラに育て上げることができる可能性はあります。

また開発が滞った場合ソースが公開されるというポリシーもユニークです。趣旨に賛同できる場合は、有料ソフトとしてお金を払ってでも使ってみる価値はあるかもしれません。

S icon タイトル fman
公式サイト https://fman.io/
ソフトアンテナ https://softantenna.com/softwares/7569-fman
説明 パワーユーザー向けのモダンなファイルマネージャー。
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