Google公式Blog(英文)において、多数のGoogle製サービス/ソフトウェアの開発中止が発表されました。開発中止になると発表された製品は次の通りです。
- Aardvark
- Desktop
- Fast Flip
- Google Maps API for Flash
- Google Pack
- Google Web Security
- Image Labeler
- Notebook
- Sidewiki
- Subscribed Links
■Googleデスクトップが陥落
中でもインパクトがあるのは「Googleデスクトップ」の開発中止ではないでしょうか。リリース当初はデスクトップ検索に革命を起こすソフトウェアとして大きな期待がかけられ、人気があった検索ソフトです。最近はあまり更新されず徐々にフェードアウトしているような印象でしたが、まさか開発中止になるとは思いませんでした。
開発中止の理由として「クラウドベースのストレージにシフトしていること」「モダンなOSには検索システムが組み込まれていること」などがあげられています。たしかにWindows 7やMac OS Xには検索システムが組み込まれていますが、Googleデスクトップとは微妙に守備範囲が異なるため無くなってしまうのは残念です。
■Windows検索の問題点
Googleデスクトップの代わりにWindows検索を使おうとすると、「Cドライブ全体」や、「Dドライブ全体」をインデックス対象に指定したくなりますが、これは「検索が遅くなる」として推奨されていません。つまりGoogleデスクトップのように全てのドライブに含まれる全データを対象に検索することはWindows検索では推奨されていないのです
Googleデスクトップの当初の売りとして、ファイルを整理せずともあとから検索すれば大丈夫というのがありましたが、Windows検索ではこれは難しそうです。
■デスクトップ検索ソフトの進化が望まれる
現在でもローカルにしか存在しないファイルは確実に存在するのでデスクトップ検索の需要はなくなったわけではないと思います。Googleデスクトップには今後期待できない以上、Windows検索の進化、その他検索ソフトの出現に期待したいと思います。なおファイル名だけの検索ならEverything Search Engineがお勧めです。
コメント
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