プロ棋士側負け越しにより、次回開催が危ぶまれていた将棋電王戦ですが、本日行われた「電王戦に関する記者発表会」で「第3回 将棋電王戦」の開催が決定したようです(マイナビニュース)。
以下発表を箇条書きにしてまとめてみました。
- 5対5の団体戦。
- プロ棋士最高位はおそらく屋敷伸之九段。タイトルホルダーは除外。20歳前後〜屋敷九段までの年代から幅広く選ぶ(ほぼ内定している)。
- コンピューターのハードは統一(=クラスタ不可)。
- プロ棋士は本番用のソフトとハードを使って事前対局可能。
- コンピューターソフトは11月に行われる「将棋電王トーナメント」によって選出される(エントリー受付)。
残念ながら、渡辺竜王、森内名人、羽生三冠といったトップレベルの参加は見送られることになりました。
クラスタが使えなくなったことや、事前対局が可能になったことから、コンピューター側不利の条件になったといえますが、ある程度拮抗した勝負を成立させるためにしかたがない制約かもしれません。とりあえず開催が決まったことは朗報でしょうけど、カスパロフvsディープブルーのような世紀の一戦がなくなってしまったのは残念。