600MHzのマシンで動作するWindows NTではアプリが高速起動。何が起こったのか?

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パーソナルコンピューターの処理能力が飛躍的に向上しているはずなのに、アプリが立ち上がるのが遅く、キビキビ動かないのを不満に感じているユーザーは多いかもしれません。

今回、ソフトウェアエンジニアのJulio Merino氏は、2000年代のPC(600MHzのCPU、128MBのRAM、HDDを搭載)で動作するWindows NT 3.51では、メモ帳やペイントを始めとした各種のアプリ開くのが信じられないほ速いと指摘して注目を集めています。

一方現在のPCであるSurface Go 2で動作するWindows 11では、すべてが超遅いとのこと。

このツイートはHacker Newsで話題となり、同氏は、20年前のコンピューターを擁護するつもりはないが、すべてが良くなったわけではなく、UIは遅くなり、高速なコンピューターでも目に見えるようなラグがある。以前のネイティブデスクトップアプリで実現されていたレスポンスに近づけるためには、超高速のマルチコアシステムとGB単位のRAMが必要なのが不満だと説明しています。

また、以下のような考察も行っています。

  • HDDからSSDへの切り替えのように、過去に獲得したいくつか優位は消費され、今ではSSDが必須となっている。
  • macOSやLinuxのデスクトップではまだネイティブアプリがほとんどなのでラグが目立ちにくい(非科学的な主張でもある)。
  • Surface Go 2は確かにそれほど高性能なマシンではないが、Windows 11が同梱されており、箱から出してすぐにラグが発生するため、公平な比較対象としては十分だ。
  • ビデオを再生する前に両方のコンピュータでアプリを開いていたので、すべてがメモリにキャッシュされていた(新しいシステムの方が不利になる?)
  • この問題を具体的に示しているのがメモ帳。このアプリは最近「書き直された」(どのような変更があったのか正確には思い出せない)。以前はGo 2で即座に開いたが今は違う。
  • NT 3.51はこのマシンより何年も古いので、本当の意味でフェアなゲームではなかった。しかし、スレッドを下にスクロールすると、同じ「テスト」をWindows 2000(ハードウェアと同じ年にリリース)で再実行したものを見ることができる。

同じ600MHzマシンで動作するWindows 2000でもアプリはすぐに起動するようです。

Hacker Newsでは、比較対象のマシンがデスクトップとタブレット(2in1)であるのは不公平だとの指摘もありますが、マシンの性能の割には体感速度が向上していないのは確かかもしれません。

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