
AIを利用してさまざまな画像を生成することができる「Stable Diffusion」のようなソフトウェアが話題を集めているなか、日本語で指示することでコードを生成することができる「AI Programmer」が公開されたことがわかりました。
AI Programmerは有限会社ASRealが開発したWebサービスで、現在プロトタイプが無償で公開されています。言語を選択し、処理内容を日本語でできるだけ具体的に指示すると、対応する言語のコードが生成されます。

▲リストボックスで言語(SQL、Python、HTML&CSSなど)を選び、その下のテキストボックスに日本語を入力。「コードを生成」ボタンをクリックします。
実際に、例文を入力してみました。
SQL:
売り上げテーブルAと企業マスタテーブルBがあります。この二つのテーブルを結合して、企業別の売り上げ一覧を集計する。 SELECT A.企業コード, A.売り上げ FROM 売り上げテーブルA AS A INNER JOIN 企業マスタテーブルB AS B ON A.企業コード = B.企業コード
Python:
データベースから値を取得してCSVファイルに変換する。
from database import get_values()
def to_csv(values):
with open('output.csv', 'w') as f:
writer = csv.writer(f)
writer.writerows(values)
to_csv(get_values())
Rubyコードも生成できるようです。
Webページからコンテンツを取得する
require 'open-uri'
open("http://www.example.com/") do |f|
f.each_line {|line| p line}
end
先頭でrequire 'open-uri'してくれているのが親切です。開発者の方は自分の得意な言語で試してみるとAI Programmerの実力が評価できるかもしれません。
AI Programmerによって、即プログラマーが不要になるというわけではなさそうですが、開発時間を短縮するための補助機能として便利なサービスとなりそうです。
