macOS Venturaアップデート後のMacで、HomebrewやMacPortsを使用しようとすると、まだ正式版リリースされていない「Xcode 14.1」が要求されれる現象が発生しています。
上記画面はHomebrewでプログラムをインストールしようとした時の画面ですが、「Error: Your Xcode (14.0.1) is too outdated」というメッセージが表示され、そこで処理が止まってしまっています。
Error: Your Xcode (14.0.1) is too outdated.
Please update to Xcode 14.1 (or delete it).
Xcode can be updated from the App Store.
「Xcode can be updated from the App Store」とあり、最新版のXcodeをApp Storeからインストールするようにというアドバイスが表示されていますが、記事執筆時入手可能な最新の正式版はXcode 14.0.1となっているのです。
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開発者サイトからRC版をインストールするか待つ
今回の問題は当然ながらHomebrew開発者らも認識しており、Appleの開発者向けサイトからダウンロードできる「Command Line Tools for Xcode 14.1 Release Candidate 2」を使用する方法が提案されています。
これは、以下の手順で実行します。
- 既存のコマンドラインツールをアンインストールする。
sudo rm -rf /Library/Developer/CommandLineTools
- Command Line Tools for Xcode 14.1 Release Candidate 2をダウンロードしてインストールする。
- brew upgradeを実行。
RC版をインストールしたくない場合、待てるならば正式版リリースまで待つという手もあるかもしれません。Xcode 14.1の早期リリースに期待です。