Windows 11を動作させるためには、少なくとも4GBのRAMが必要だとシステム要件で定められていますが、この限界を突破し、さらに少ないRAMでWindows 11を動かす事が可能なようです。
先日公開された「Tiny11」は不要なコンポーネントを削除し、ストレージ容量を8GBに、必要なメモリを2GBまで引き下げることに成功しましたが、本当につきつめればさらにRAM容量を少なくすることもできる模様。
Windowsマニアとしてお馴染みのXeno氏は、196MBのRAMを搭載した仮想マシンで、Windows 11のデスクトップを表示する事に成功したとスクリーンショットを公開しています(Neowin)。
All it took was 30 minutes of BSODs and a further 15 minutes to open Task Manager.
I'm impressed that getting Windows 11 (Full desktop) to boot on 196MB is even possible pic.twitter.com/hCGnaVPeNT— Xeno (@XenoPanther) February 6, 2023
ただし、この環境のWindows 11は実用的とはいえず、OSの起動に30分以上かかり、BSODが数回発生し、タスクマネージャーを開くまでに15分以上必要だったとのこと。
Windowsにはメモリを圧縮し、少ないRAM容量でOSを動作させるための機能が組み込まれていますが、これほど少ないリソースで動くことができるのは驚きです。
なお過去にはWindows 10が192MBのRAMで動作する事が確認されています。