Microsoftは3月6日(現地時間)、Windows 11 Version 22H2向けのプレビューアップデートKB5022913で、SMB経由のファイルコピーが極端に遅くなる問題を解決したことを発表しました。
2022年10月に発見された問題で、Windows 11 22H2で、数ギガバイト以上の巨大なファイルをコピーする際にパフォーマンスが大幅に低下するというものです。Microsoftは問題を回避するため、ファイルコピーする際にrobocopy
やxcopy
に/J
オプションを追加して使用する方法を案内していました。
robocopy \\someserver\someshare c:\somefolder somefile.ned /J
昨年12月にはWindows Insider ProgramのDevチャンネルビルド「Windows 11 Build 25252」で問題が解決したと報告されており、5ヶ月を経過してようやく製品版が修正される目処がたったことになります。
なお、KB5022913はオプションアップデートで、UIカスタマイズツールでWindowsが起動しなくなる場合があるという既知の不具合が存在します。更新プログラムをインストールする場合は事前にUIカスタマイズツールをアンインストールしておくことが推奨されています。