Microsoft、Windows 11 Version 22H2でファイルコピーが遅くなる不具合をついに修正 - しかしパッチの提供時期は未定

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Windows 11の最新の機能アップデート「Windows 11 Version 22H2」では、ファイルコピーのパフォーマンスが大幅に低下するという重大な問題が報告されています。

ファイルのコピーというシステムの基本機能に関連した不具合なだけに、多くのユーザーがこの問題の影響を受けていますが、Windows 11の最新のDevチャンネルビルド「Windows 11 Build 25252」で、ついにこの問題が解決している事がわかりました。

Build 25252のリリースノートには以下のような情報が含まれています。

Fixed an issue where network-to-local copying (for example, when copying a file from a network share) was slower than expected from some users.

ネットワークからローカルへのコピー(ネットワーク共有からファイルをコピーする場合など)が、一部の環境で予想以上に遅くなる不具合を修正しました。

リリースノートを読む限り、ネットワーク経由のコピーのみが影響を受けるととらえることができますが、Microsoft Windows Server High Availability and Storageグループの主席プログラムマネージャーであるNed Pyle氏は以前、カーネルのどこかに問題があり「SMBや圧縮とは関係がない」と、不具合の原因に関して説明していました。

また、Microsoftが公開しているWindows 11 Version 22H2の既知の不具合リストの説明でも「Windows 11 Version 22H2において、複数の大きなGBファイルのコピーに予想以上の時間がかかることがある。サーバーメッセージブロック(SMB)経由でネットワーク共有からWindows 11, Version 22H2にファイルをコピーする場合に発生しやすいものの、ローカルファイルのコピーも影響を受ける可能性がある」と説明されていてます。

今回の対応が、この不具合を完全に修正するものであるならば、検証期間を経たあと、月次アップデートとしてWindows 11の製品版に提供されると考えられます。ただし、まだDevチャンネルビルドで検証が行われている段階であるため、Beta、Release Preview、プレビューアップデートなどで、一般公開前にさらに検証を行うためのステップが必要だと考えられます。

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