Windows 10をゲーム向けに最適化した「AtlasOS」の最新版、22H2 v0.2が先日リリースされました。
AtlasOSは、ゲームパフォーマンスに悪影響を及ぼすWindowsの不要な機能を取り除くことで、ステムの待ち時間、ネットワークの待ち時間、入力ラグの軽減などを実現しています。
最新版ではOSのフットプリントを小さくするために、システムの復元機能やWindows DefenderといったOSの重要なコンポーネントが削除されましたが、この変更に対しては、セキュリティリスクが高まるとの批判も行われていました。
Atlasの開発者は当初、「Defenderをすぐに追加するつもりはない」と主張していましたが、その後考えを改め、新しいOSが純正のWindowsよりもさらに安全なOSになる可能性があると主張しています。
To address the recent concerns about AtlasOS' security, and what we're doing to improve.
... due to our recent shift to being a more popular project, the security concerns have been brought up due to the expectation of everyone knowing the risks being unrealistic.
For this reason, in future versions of Atlas, it is now a priority to give the users warnings about disabling security features and having features like Windows Update and Defender optional.
Therefore, for the next release, you should be able to configure Atlas to be as secure as you'd like, potentially even more secure that stock Windows in some areas.
AtlasOSのセキュリティに関する最近の懸念と、改善のために私たちが行っていることを説明する。
... 最近、私たちがより人気のあるプロジェクトにシフトしたため、誰もがリスクを知っているという期待が非現実的であることから、セキュリティに関する懸念が持ち上がっています。
このため、今後のAtlasOSのバージョンでは、セキュリティ機能を無効にすることや、Windows UpdateやDefenderなどの機能をオプションにすることについて、ユーザーに警告を与えることが優先されるようになりました。
そのため、次のリリースでは、アトラスを好きなだけセキュアに設定できるようになり、ある分野では純正Windowsよりもセキュアになる可能性があります。
事情を知らないユーザーが増えつつあることに対処するため「今後のAtlasOSのバージョンでは、セキュリティ機能を無効にすることや、Windows UpdateやDefenderなどの機能をオプションにすることについて、ユーザーに警告を与えることが優先されるようになった」と説明しています。
AtlasOSを使用する場合、相応のリスクが存在することを理解しておいた方がよさそうです。