不要なコンポーネントを削除してWindowsを軽量化する「tiny11」や「tiny10」の開発者として知られる@NTDEV_氏が、tiny11の最新ファミリーとなる「tiny11 core」を発表しました(Neowin)。
tiny11 coreは、tiny11でさえシステムリソースの消費が多すぎると考えられる場合に利用でき、ISOファイルのサイズが2GB、インストール後のディスクスペースわずかは3GB強ほどしか必要としません。
Windows 11を極限まで軽量化したtiny11 coreの作成には、Windows Component Store、Windows Defender、Microsoft Edge、Windows Updateなどに大幅な変更が必要だったそうで、インストール後の環境にはアンチウイルスもブラウザも存在せず、アップデートをインストールすることもできません。ただしMicrosoft Storeやその他の場所からアプリケーションをインストールすることはできます。
tiny11 coreはtiny11を置き換えることを意図したものではなく、リソースの状態を極限まで抑えた状態で、仮想マシン内でアプリやドライバーを「素早くテストできる環境」を提供すること目的としています。このためミッションクリティカルなコンピューターで使用することは推奨されていません。
現在、Windows 11 Pro Version 23H2(Build 22631.2361)をベースにしたISOファイルがInternet Archiveからダウンロードすることができます。継続的に使用するためにはWindows 10またはWindows 11のプロダクトキーを使ってアクティベーションする必要があり、Windows 7や8.1のキーを使用することはもはやできません。