コメディアンのテッサ・コーツ氏がブライダルショップで撮影し、Instagramに投稿した鏡の写真が話題となっています。コーツ氏は2つの鏡の前に立っているのですが、鏡のなかの手の形が異なっており、同時に3つの異なるポーズをとっているように見える不思議な写真だからです。
このような写真が撮影された理由に関し、コーツ氏は「マトリックスの不具合」だと説明していましたが、ネット上では、単なるファイク写真だといった意見の他にも、Live Photosの不具合の可能性や、ウィルスに感染させるための試みなどさまざまな憶測が行われていました。
しかし今回iPhonedo YouTubeチャンネルのFaruk氏は、画像のメタデータを調べ、該当する写真がiPhone 12のパノラマ機能で撮影されたものがわかったと説明しています。
写真の解像度が3028×3948であることとから、コーツ氏はおそらく最初に右腕を上に動かし、後で左腕を上に動かしていて、その様子がパノラマモードで撮影されたものだと指摘しています。
To a normal eye, this may look quite normal, but to me this resolution does not look ok because that’s not the resolution iPhone 12 takes a photo in. iPhone 12’s Main camera takes a photo with 4516 by 3874, but her photo is 3028 by 3948. Which is not possible unless you’re taking a photo in the panorama mode.
普通の目には、これはごく普通に見えるかもしれないが、私にはこの解像度はiPhone 12が写真を撮る解像度ではないので、大丈夫には見えない。iPhone12のメインカメラは4516×3874で写真を撮るが、彼女の写真は3028×3948だ。パノラマモードで写真を撮らない限りありえないことだ。
What happened is her arms are down and she was moving her arm. Maybe she moved the right arm up first and then the left arm up later. Meanwhile, the camera was in panorama mode and it stitched all these together.
腕が下がっていて、腕を動かしていたんだ。たぶん、最初に右腕を上に動かし、後から左腕を上に動かしたのだろう。一方、カメラはパノラマモードになっていて、これらすべてをつなぎ合わせた。
元のInstagramの投稿でコーツ氏は、これは「フォトショップでもパノでもライブ写真でもない本物の写真」だと主張していました。しかし実際はiOSがパノラマとして認識するほど画像がワイドになされず、画像上にパノラマであることを示すアイコンが表示されなかっただけで、失敗したパノラマ写真だったと結論づけられています。
[via 9to5Mac]