Google Chromeのbfcacheの改良でキャッシュ可能なページが大幅に増加しパフォーマンス改良へ

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Pexels photo 67112

Googleが、ChromeのBack/Forward Cache(bfcache)の動作に関し、Webサイトがページのキャッシュを保存しないように指定した場合でも、ブラウザに情報を保存できるようにする変更を計画している事がわかりました(BleepingComputer)。

web.devによるとbfcacheは次のように説明されています。

バックフォワード キャッシュ(bfcache)は、すぐに前または次のページに移動できるようにブラウザを最適化する機能です。これにより、特に低速のネットワークやデバイスを使用するユーザーのブラウジング エクスペリエンスが大幅に向上します。

bfcacheではページ全体がメモリ上に保存されているため、ユーザーが戻ろうと思えば、ブラウザは素早く簡単にページを復元することができます。

ただし現状は、Webサイトの管理者は、Cache-controlヘッダを使って、ブラウザがキャッシュを保存する方法を指定でき、Cache-control:no-storeが指定されていた場合は、bfcacheもキャッシュを保存しません。

しかし今回、GoogleはCache-control:no-storeヘッダーが指定された場合でも、Webページをbfcacheに保存することを提案しています。

bfcacheはHTTPプロトコルで既定されたHTTPキャッシュには該当せず、以前のWebページをメモリ上に凍結し、戻る/進むナビゲーションを実行した際に復元するもので、この変更により、瞬時に戻る/進むナビゲーションが可能となる事例が大幅に増加し、ユーザーにより良いエクスペリエンスをもたらすことになると変更の理由が説明されています。

ただし従来と異なる挙動になるため、ユーザーが古いデータにアクセスするリスクがあり、Googleはテストチャンネルで新機能を展開し、影響を理解するために十分なデータを取得し、懸念への対応に取り組む予定です。

新機能に関する議論はblink-devのGoogle Groupで確認可能です。

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