Microsoftは12月16日、プリンターの名前やアイコンがHP製のものに変更され、HP Smartアプリがインストールされてしまう問題を解決したことを明らかにしました。
Windows 11の既知の不具合をまとめたページには以下のような情報が掲載されています。
この不具合の内容は、HP Smartアプリがインストールされたり、プリンターのメーカーに関係なく名前がLaserJet M101-M106と表示されたり、プリンターのアイコンが変更されたりするというものです。プリンターをダブルクリックすると、画面上に「このページで使用できるタスクはありません」というエラーが表示される事もあったようです。
今回、この問題を解決するための「KB5034510 Printer Metadata Remediation Tool - December 2023」が公開されています。ツールを実行することで、プリンターメタデータ(名前、アイコン)が復元され、不正なHP LaserJet M101-M106プリンターが削除され、HP Smartアプリがアンインストールされます。
ツールは、x86、x64、ARM32、ARM64とアーキテクチャ毎に提供されているため、システムに適応したツールをダウンロードし、管理者として実行する必要があります。
実行手順は以下の通りです。
- 「スタート」をクリックし、「cmd」と入力し、「コマンド プロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- 開いたコマンド プロンプトで、「cd /d "[path_to_downloaded_tool]」と 入力し、Enter キーを押します。
- 次の一覧からデバイスに適したファイルの名前を入力し ( 例:PrintMetadataTroubleshooterX86.exe)、Enter キーを押します。
また対象となるデバイスでは、ユーザー起動型のトラブルシューターが数週間以内に利用可能になる予定です。