現在ChatGPTやCopilotなど生成AIが大きな注目を集めていますが、それらのAIシステムは大規模なデータセンター上で動作しているため、ローカルコンピュータ上で動かすことができません。
しかし、ローカルコンピューターで動かすことを目的としたAIモデルの開発も進められており、今回紹介する「Lingo」はMetaのモデル「nllb-200-distilled-600M」を利用し、ローカルで翻訳を実行することができます。
作者の説明によるとLingoは次のような特徴を持っています。
- モダンなデザイン: 目に優しく、使いやすい。
- インスタント翻訳: 複雑な設定なしでダウンロードして翻訳するだけ。
- 軽量: Tauriのおかげでスムーズに動作する。
- どこでも使える: Linux、macOS、Windowsに対応。
以下使用方法を説明します。
目次
Lingoの使用方法
GitHubから実行ファイルをダウンロードします。Macの場合はdmgファイルをダウンロードし、中に含まれるlingo.appをアプリケーションフォルダにコピーして実行します。
初回実行時はMetaのモデルのダウンロードが行われます。
ダウンロードが完了するとメイン画面が表示されます。
▲上部のリストボックスで翻訳先の言語を選択し(日本語の場合は「Japanese」)、左側のテキストボックスに翻訳したいテキストを入力します。「Translate」ボタンをクリックすると、翻訳結果が表示されます。
手元の環境では翻訳が表示されるまで少し時間がかかりましたが、、きちんと意味が通っている翻訳結果を得ることができました。
英語<=>日本語以外にも多数の言語を翻訳することができます。
まとめ
Lingoはオフラインで動作する翻訳アプリです。ネットが使えない環境で翻訳したい場合や、ローカルAIの可能性を感じたい方にもおすすめのアプリです。
タイトル | Lingo | |
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公式サイト | https://github.com/thewh1teagle/lingo | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7782-lingo | |
説明 | 完全オフラインで動作する多言語対応の翻訳アプリ。 |