Microsoftが開発を主導するWindows 11/10向けの生産性向上ツール「PowerToys」で、ファイルの新規作成機能を改良する「New+」と呼ばれる新しいモジュールの開発が進められていることがわかりました。
New+は、ユーザーがファイルやフォルダを作成するためのカスタムテンプレートを設定可能とするものです。
コンテキストメニューの「New+」から、「ドキュメント用フォルダ」「新しい仕事アプリケーション」「ファイル処理用Windowsバッチプロジェクト」「日のやることリスト」などのテンプレートに素早くアクセスすることができるようになり、各テンプレートには専用のアイコンも表示されます。
開発者は次のように説明しています:
Windows power-users, developers and overtime also regular users who find themselves often creating files or folders that contain similar content, such as VS Code development projects, job applications and cover letters, scripts, etc.
Windowsのパワーユーザー、開発者、残業中の一般ユーザーは、VS Codeの開発プロジェクト、求職申込書やカバーレター、スクリプトなど、似たような内容を含むファイルやフォルダを作成することが多い。
New+は、機能不足が指摘される事も多いWindows 11のコンテキストメニューの改良を目指すものです。純正の Newサブメニューを置き換え、20以上のテンプレートをサポートし、テンプレートを作成するためのウィザードを提供し、デバイス間でテンプレートを同期させ、さらにユーザーが作成したテンプレートをマーケットプレイスで提供するという計画も立てられています。
今の所Newがいつ利用可能になるのかの詳細は不明ですが、PowerToysのGitHubリポジトリで開発状況を確認することができます。New+の機能を説明したドキュメントやYouTube動画も存在します。
[via Neowin]