Windows 11に「Edit」が標準搭載へ。軽量で使いやすいCLIテキストエディタ

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Microsoftは、Windows 11に新しいコマンドラインテキストエディタ「Edit」を標準搭載することを発表しました。これにより、開発者やシステム管理者が長年求めていた"ネイティブなCLIエディタ"が、ついにWindowsに導入されることになります。

これまでWindowsには、VimやNanoのようなCLIエディタが標準で搭載されておらず、Notepadや外部ツールに頼る必要がありました。GUIエディタは便利ですが、ターミナル上での軽快な編集には不向きです。近年人気のVS Codeも起動が重く、設定ファイルなどの簡単な修正にはオーバースペックでした。

「Edit」は、軽量で直感的な操作が可能なTUI(Text User Interface)型エディタとして、CLI環境での作業効率を大幅に向上させることが期待されています。

「Edit」の主な特徴は次の通りです:

  • 軽量設計:容量はわずか0.25MB未満。

  • 直感的なUI:マウス操作、メニュー表示、ショートカットキーに対応。

  • 検索機能:Ctrl + Fで「正規表現検索」「完全一致」などが可能。

  • 複数ファイルの切り替え:Ctrl + Pでファイル間をスムーズに移動。

  • ワードラップ:Alt + Zで長文の折り返し表示が可能。

ターミナルでeditと入力するだけで起動することができ、edit filename.txt とファイルを指定することができます。Windows Searchからもアクセス可能です。

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いつから使える?

現在はWindows InsiderのCanaryチャネル(Build 27965)で利用可能です。リリースノートは以下ような内容が含まれており、Editはすでに導入状態となっています。

Edit, a command line text editor, is now delivered with Windows! You can quickly edit a file while in the Terminal app by typing edit followed by the file name. Edit is open source on GitHub and for a full list of its features, check out its docs.

コマンドラインテキストエディタ「Edit」がWindowsに標準搭載されました!ターミナルアプリ内でファイルを素早く編集するには、`edit` とファイル名を続けて入力してください。EditはGitHubでオープンソース化されており、全機能一覧は公式ドキュメントでご確認ください。

一般ユーザー向けには、今後のWindows 11アップデートで順次展開される予定ですが、GitHubやWinget経由で手動インストールすることもできます。

新しい「Edit」は、Windowsユーザーにとって待望のCLIエディタとなりそうです。日常的な作業をよりスムーズこなすために欠かせないツールになることを期待したいと思います。

[via Windows Latest]

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