
インターネット常時接続環境が普及し、セルフホスティングサーバーの運営を試してみたいと思った方は多いかもしれません。本日紹介するブログ記事「2026 is the Year of Self-hosting」は、 Claude Code のようなCLIベースのAIエージェントの登場によって、2026年のセルフホスティングが劇的に簡単になったことを解説しています。
筆者のJordan Fulghum氏は、長年セルフホスティングに挑戦してきたものの、設定に時間がかかりすぎて挫折してきたそうです。しかし、Claude Codeの登場によって、DockerやComposeの細かい知識がなくても、端末で「やりたいこと」を伝えるだけで環境構築が進むようになったと主張しています。
3つの変化がセルフホスティングを後押し
記事によると以下の3つの変化がセルフホスティングを後押ししたそうです。
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安価で高性能なミニPC
静音・省電力で、数万円台で手に入る -
Tailscale
ポート開放不要で安全なネットワークを構築 -
Claude Code
Docker設定やCaddyのリバースプロキシ設定まで「会話で完結」
特に最後のAIエージェントが決定打で、従来の「調べてコピペする苦行」が消えたそうです。
実際の構成:ミニPC+Ubuntu+Tailscale+Claude Code
筆者はBeelink Mini N150(約379ドル)に8TB SSDを追加し、Ubuntu Serverを導入しています。その上でClaude Codeを直接インストールし、以下のような指示を会話で実行していくとのことです:
- Dockerのセットアップ
- Composeファイルの生成
- Caddyでのリバースプロキシ設定
- 永続化設定
- セキュリティパッケージ導入
- 自動再起動設定
すべて「説明するだけ」で完了するのが最大の驚きだと強調しています。
稼働中のサービス一覧
筆者が実際に動かしているサービスは以下の通り:
| サービス | 役割 |
|---|---|
| Vaultwarden | Bitwarden互換のパスワード管理 |
| Plex | メディアサーバー |
| Immich | Google Photos代替 |
| Uptime Kuma | サービス監視 |
| Caddy | リバースプロキシ |
| Home Assistant | スマートホーム中枢 |
| ReadDeck | Pocket代替の「あとで読む」 |
これらがミニPC上で軽快に動作し、CPU使用率は6%、メモリ32%程度と余裕があるそうです。
「サーバーを運用している」感覚が薄れるほど快適
AIエージェントが常駐することで、トラブル時も「何が悪い?」と聞けば解決策が返ってきます。新しいサービスを追加したいときも、説明するだけですみ、筆者は「学びながら使う楽しさ」を久々に感じていると述べています。
セルフホスティング環境は、ターミナルに抵抗がなく、SaaSを多く使っていて、仕組みを理解するのが好きだが、インフラ専門家にはなりたくないユーザーにおすすめとのこと。
2026年はAIによって、セルフホスティングが誰でもできる状態になっていくのかもしれません。
