
AIを利用してアプリを開発する時代が本格的に到来しています。
なかでも「バイブコーディング」と呼ばれる、AIエージェントにほぼ丸投げでアプリを作らせる手法によって、誰でもアプリを簡単につくれるようになりましたが、AppleのApp Storeの審査体制には大きな負荷を与えていることがわかりました(9to5Mac)。
バイブコーディングの普及で審査待ちが激増
昨年末から、Claude Opus 4.5などの高度なAIモデルが登場したことで、誰でも短時間でアプリを生成できるようになりました。その結果、App Storeには大量のAI生成アプリが一気に流入することになります。一方、Appleのレビューは依然として人間による審査を基本としているため、審査待ちが急増しているようです。
これまでは通常は1日以内、多くても数日だったのに対し、現在は3日以上、長い場合は1週間待ちという報告もあり、既存の開発者や企業が、アップデートが滞る状況に不満を示しています。
The App Store review queue must be massive :/
We’re headed back to the good ol days of 2 week waits
— Chad Etzel (@jazzychad) March 14, 2026
iOS developers: How long is App Review taking for everyone these days?
It is now taking longer to get our app approved than it is to build the actual features.
— Nikita Bier (@nikitabier) March 17, 2026
Appleの人力審査は限界に?
Appleは長年「人間による審査」を強みとしてきました。しかし、アプリ提出数がAIによって爆発的に増えた今、従来の体制では処理しきれないのが現状です。
人間のレビューの負担を減らすため、「新規アプリのみ人間が審査し、アップデートは自動化する」、「実績ある開発者向けに専用の高速審査レーンを設ける」などの対策が考えられますが、対処療法にすぎない可能性はあります。
バイブコーディングのブームが一時的なものなのか、それとも新しい常態なのかはまだ見えません。ただし、人力審査だけでApp Storeを維持するのは難しくなりつつあるのは確かで、Appleがどのような形で審査プロセスを再構築するのか、今後の動向が注目されます。
