
Microsoft Copilotが、GitHubのプルリクエスト(PR)に広告を自動挿入していることが開発者コミュニティで大きな話題になっています。Neowinの調査によると、すでに150万件以上のPRに広告が紛れ込んでいるとのことです。
発端は、オーストラリアの開発者が「単なるtypo修正をCopilotに頼んだところ、PRの説明文にRaycastの宣伝文が勝手に追加された」と報告したことでした。実際にGitHub上を検索すると、同じ文言が1万件以上のPRに出現しており、GitLabのマージリクエストでも同様の事例が確認されています。

広告の挿入は、PRのMarkdown内に埋め込まれた「START COPILOT CODING AGENT TIPS」という隠しコメントをトリガーに行われているとみられ、MicrosoftがCopilotのエコシステムや連携サービスを宣伝する目的で仕込んでいる可能性が高いと指摘されています。
広告にはRaycastのほか、SlackやTeams、VS Code、Visual Studio、JetBrainsのIDE、Eclipseなどから、Copilotコーディングエージェントのタスクを開始するよう促すものがある模様。
このような広告の背景には、AI企業が直面している「収益化の壁」あるとみられています。AIモデルの推論コストは高騰し続けており、OpenAIも無料ユーザー向けに広告を導入した結果、年間1億ドル規模の広告収益を生み出したと報じられています。
Copilotも広告モデルを採用するのは自然な流れかもしれませんが、開発者にとっては、コードレビューの場に広告が混入することへの懸念が大きく、今後Microsoftがどのように説明し、改善するのかが注目されます。
