
2025年から2026年にかけて、App Storeへのアプリ提出数が異例の伸びを見せていることがわかりました。背景にあるのは、AIがコードを自動生成する「Vibe Coding(バイブコーディング)」の急速な普及です。
調査会社Sensor Towerのデータによると、2025年のアプリ提出数は前年比30%増の約60万件に到達。さらに2026年Q1には、前年同期比84%増という驚異的な伸びを記録しました。開発者のスキルに関わらず、AIがコード生成を肩代わりすることで、アプリ開発のハードルが一気に下がったことが大きな要因と見られています。
特に、ChatGPT CodexやClaude Codeなどの「エージェント型」コーディングツールの登場が転機となっており、
Apple自身もXcode 26.3で同様の機能を導入したように、AIが開発現場の標準ツールになりつつあることがうかがえます。
Appleも急増に対応
提出数の急増により「審査が遅くなっているのでは?」という懸念もありますが、Appleは「90%のアプリを48時間以内に審査している」と説明し、AIを活用した審査効率化を進めているようです。
一方、アプリの質については課題も浮上しています。AIで簡単にアプリ作れるようになったことで、低品質アプリが増え、ユーザーが良質なアプリを見つけにくくなっているという指摘もあります。また、AppleはiPhone上でアプリを生成し、そのまま配布しようとする一部のAIツールに対し、セキュリティ上の理由から厳しい姿勢を取っています。
Vibe Codingはアプリ開発の民主化を進める一方、App Storeの運営や品質管理に新たな課題ももたらしています。AI時代のアプリ市場は、量と質のバランスをどう取るかが焦点になりそうです。
[via AppleInsider]
