Windows 11 27H2でさらに性能向上? Intel APXサポートがInsider版で発見される

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MicrosoftがWindows 11において、Intelの新しい命令拡張「APX(Advanced Performance Extensions)」のサポートをテストしていることが明らかになりました。

Windowsに詳しいXeno氏が投稿したスクリーンショットによると、開発者向けのInsiderビルドには「Advanced Performance Extensions(APX): Let Windows use APX for better performance」という設定項目が追加されており、将来的なパフォーマンス向上への期待が高まっています。

このスイッチはMicrosoftが将来のWindows機能を開発・検証する、Windows 11 Future Platforms Build 29695で確認されており、来年の機能アップデートである、Windows 11 27H2向けの開発コードベースで検証が進められている可能性があります。

目次

APXとは何か

APXはIntelが2023年に発表した新しいCPU命令拡張で、最大の特徴は、64ビット環境で利用される汎用レジスタ(GPR)の数を従来の16個から32個へ倍増させることにあります。これによりCPUがより多くのデータをレジスタ内に保持できるようになり、メモリアクセスの回数が減り、処理効率の向上が期待できます。

Intelのシミュレーションでは、APX向けにコンパイルされたコードは、読み込み処理が約10%減少し、書き込み処理は20%以上削減、さらに実行命令数も約10%減少するとされています。

レジスタ数の増加以外にも複数の改善が導入されています。例えば、演算結果を別のレジスタへ直接保存できる3オペランド命令(NDD)、条件付きロードやストア命令、不要なフラグ更新を避ける「No Flags(NF)」機能などです。これらは分岐予測ミスによる性能低下を抑え、コンパイラの最適化効果を高めることを目的としています。さらに、レジスタの保存・復元を効率化するPUSH2/POP2命令や、新しい64ビット直接ジャンプ命令も導入され、命令セット全体の効率向上が図られています。

Intelは、クライアント向けのNova Lakeとサーバー向けのDiamond RapidsでAPX(AVX10.2も)に対応すると公式に認めていますがまだ市販されていません

まとめ

Windows 11では最近、OSレベルのチューニングによるパフォーマンス改善が積極的に行われていますが、APX対応によりCPUアーキテクチャの進化を活用した、より根本的な高速化につながる可能性があります。対応CPUや対応アプリケーションが必要になるものの、今後のWindows 11アップデートでは、ユーザーが意識しなくても処理速度や効率が向上する恩恵を受けられるかもしれません。

[via Neowin]

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