Linux Kernel開発プロジェクトは10月2日、Linux mainline Kernelの最新版「Linux Kernel 4.7」をリリースしました(Phoronix)。
Linux 4.8.0のコードネームは「Psychotic Stoned Sheep」。現在、公式サイトより最新版カーネルのソースコードをダウンロードすることができます。
PhoronixがピックアップしたLinux Kernel 4.8のベストな新機能は以下の通り。
- AMDGPU OverDriveのサポート: オープンソースのAMD Linuxドライバースタックがオーバークロックを初めてサポートした
- Initial NVIDIA Pascalのサポート: NouveauがPascal GPUを初めてサポート。ただしコンシューマ向けのGeForce GTX 1060/1070/1080はサポートしていない
- HDMI CEC: HDMI接続機器を制御するためのHDMI CECフレームワークの追加
- Raspberry Pi 3 SoC: Broadccom BCM2837 SoCのサポート
- Btrfs ENOSPCの修正: Btrfsユーザーが注目すべき大きな改訂作業
- セキュリティの改善: usercopyの強化、KernelメモリーセクションのためのASLR、/dev/randomの改良など
その他多数の変更、修正が行われています。詳細はLinux Kernel Newbies等にもまとめられています。
タイトル | Linux Kernel (mainline) | |
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公式サイト | http://www.kernel.org/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/2041-linux-kernel-mainline | |
説明 | 現在開発中のLinux Kernel。 |