Appleが発売した2016年型MacBook ProにはiOSデバイスのように指紋を利用した認証機能「Touch ID」が搭載されています。
Apple Payや各種認証が必要な場面で便利に利用できることが期待されているなか、Touch IDによる認証機能を利用した、macOSで動作する新しいsudoの実装「sudo-touchid」が早速公開されました。
sudo-touchid の実装にはLocalAuthenticationフレームワークを利用し、macOS 10.12のDarwinソースはまだ公開されていないので、opensource.apple.comから入手できるOS X 10.11.6用のsudoのソースコードを利用しているとのこと。
Touch IDを搭載しているMacでは通常通りパスワード入力プロンプトが表示されるようです。
現在バイナリは公開されておらず、実行するにはXcode 8以上が必要とされています。実用するかどうかはともかくTouch IDを利用したソースコードの実装例として参考になるものかもしれません。