日本Rubyの会の有志によるRubyistのRubyistによる、Rubyistとそうでない人のためのウェブ雑誌「Rubyist Magazine」。役に立つ情報が満載されていて、日本でRubyを使用している開発者ならば知らない人はいない存在かもしれません。
本日紹介する「rubima-kindle」はこのRubyist MagazineをKindleの電子書籍フォーマットであるmobiファイルに変換するRubyスクリプトです。
HTTP経由でWebサイトのコンテンツを取得しmobiに変換するツールで、一端mobiファイルを作成してしまえば、KindleデバイスやKindleアプリからいつでもRubyist Magazineの内容をオフラインでも参照できるようになります。
事前準備
AmazonのWebサイトからKindleGenと呼ばれるツールをダウンロードし、PATHが通ったフォルダにコピーしておきます。KindleGenはWindows/Linux/macOS用の実行ファイルがダウンロードできます。
次にRubyのライブラリであるnokogiriをインストールします。以下のコマンドでインストール可能です。
gem install nokogiri
rubima-kindleの実行
rubima-kindleのソースコードをコピーします。
git clone https://github.com/dogatana/rubima-kindle.git
rakeコマンドを実行するとmobファイルの作成が始まります。
cd rubima-kindle rake
rakeによってファイルのダウンロードが始まります。
▲1秒のウェイトがかかっているので、しばらく時間がかかります。
▲最後kindlegenの警告が表示されますが、mobiファイルは作成されていました。
▲Macの場合ターミナルから「open kindle/rubima.mobi」 を実行するとKindle for Macで開くこともできます(Kindleアプリがインストールされている場合)。
Kindle端末にコピーする場合、USBで接続して、Kindleのdocumentsフォルダにrubima.mobiにコピーします。
まとめ
rubima-kindleの使用法を説明しました。今回は説明しませんでしたが、作成したmobiファイルはiOS版Kindleアプリや、Android版Kindleアプリでも閲覧することができます。
いつでもどこでもRubyに関する知識を深めたい開発者の方はrubima.mobiを作成してみてはいかがでしょうか。