Apple関連製品の予想で評価の高い著名なアナリスト、Ming-Chi Kuo氏が新たな調査レポートを発表し、遅くとも2021年までにTSMC製のARMチップを搭載した新型Macが発表される可能性があると主張していることが分かりました(MacRumors)。
台湾のTSMCは現在AppleのAシリーズチップの製造を唯一請け負っていますが、同氏は2019年、2020年のA13およびA14チップでもこの状態が続くと見込んでいます。これはSamsungやその他競合企業と異なり、TSMCがマーケットで直接競合する相手ではないことが影響しているようです。
Appleは今後もTSMCとの関係を深めていき、2020年または2021年にMac向けのARMベースのプロセッサの製造を開始するとのことです。Macに独自のチップを搭載することにより、Intelのプロセッサの製造スケジュールに影響をうけず、利益の向上やデザインの強化が可能となり、競合他社製品との差別化を図ることもできるなど、複数の利点があると主張しています。
We also expect that Mac models will adopt Apple's in-house-designed processor starting 2020 or 2021, which will create four advantages for Apple: (1) Apple could control everything about the Mac's design and production and be rid of negative impacts from Intel's processor shipment schedule changes. (2) Better profits thanks to lower processor cost. (3) Mac market share gain if Apple lowers the price. (4) It could differentiate Mac from peers' products.
またTSMCは2023年または2025年にApple Car向けのカスタムチップの製造を始めるとしています。