Appleは先日「5 Reasons iPad Pro can be your next computer(iPad Proが次のコンピューターになる5つの理由)」と題した動画広告を公開し、新型のiPad Proを次のコンピューターとした選ぶ5つの理由をリストアップしました。
動画によるとiPad Proを選ぶ理由は以下の通りとなっています。
- 大部分のコンピューターよりもパワフル
- 多目的で、スキャナやカメラ、編集スイート、ノート、映画、音楽、本、コンピューターなどさまざまな用途に使用できる
- LTEのおかげでどこでも使える
- ジェスチャーで簡単に操作できる
- Apple Pencilでさらに便利に
どれもそれなりに納得の内容ですが、おなじみのテックサイト9to5Macはこれに反論し、逆にiPad Proを選ばない5つの理由をピックアップしています。
9to5Macが考えるiPad Proを選ばない5つの理由
9to5MacによるとiPad Proを次のコンピューターとして選ばない理由は以下の通りです。
- 高速であるにもかかわらずモバイルウェブブラウザを使用している。
- 技術的制限はないのにもかかわらずUSB-Cハードドライブを接続してファイルをインポートすることができない
- ナレッジワーカーとして「コンピュータ」で作業する場合、タッチスクリーン専用インターフェイスは人間工学的に貧弱。
- マルチユーザーインターフェイスが存在せず、家族全員のために専用のマシンを用意する必要がある。
- Final Cut Pro、Logic、Motion、CompressorなどのプロアプリはiPad上で実行するとはできない(Photoshopは間もなく公開予定)
iPad Proのハードウェアに対する不満というよりも、iPad Pro上で動作するiOSの機能に対する不満が多く含まれていることがわかります。
加えてiPad用のiOSに関し、カリスマ開発者Marco Arment氏の「(iPadが登場してから)8年の間にもっと成長すべきだったが、大部分は放置されていた。iOS 3.2からiOS 9までiPhone用の機能が追加された以外ほとんど進化しなかった」という意見を引用し、100%賛成だとしています。
Regarding “iPad isn’t a young platform”: https://t.co/yVxJBXQ5ru
Yes, it should be much more mature after 8 years. But it spent a lot of those years neglected. From its launch as iOS 3.2 until iOS 9, I’d say, it was barely moved forward at all except what iPhone updates brought.
— Marco Arment (@marcoarment) 2018年11月20日
iOS 13では特にiPad向けの機能が大幅に強化されるとの噂もありますが、このようなユーザーの声にどこまで答えることができるのか注目が集まりそうです。