GNUプロジェクトは2月1日(現地時間)、GNUツールチェインの中でも重要な要素を締めるソフトウェアのGNU Binutils 2.34と、GNU C Library 2.31をリリースしました(Phoronix)。
まずRed HatのNick Clifton氏によってアナウンスされたBinutils 2.34では、逆アセンブラ(objdump --disassemble)に制御フロー命令のアスキーアートを生成するオプションが追加されたほか、デバッグ情報とプログラムソースを配布するためのdebuginfod HTTPサービスの追加、その他不具合の修正などが行われています。
またSiddhesh Poyarekar氏によってアナウンスされたGNU C Library 2.31では、実験的なC2Xサポートの追加や、
さまざまな時間関連の修正(および2038年の処理に関する問題の修正)、DNSスタブリゾルバーの認証データビット処理の追加、セキュリティ関連の修正が行われています。
変更点の詳細およびダウンロード先はそれぞれのアナウンスから確認可能です。