Microsoftは本日、Windows 10のプレビュービルド「Windows 10 Insider Preview Build 20277」と「Windows 10 Insider Preview Build 21277」をリリースしました。
公開されたプレビュー版は、Windows 10の開発ブランチから直接公開されるもので、将来の機能アップデートで追加される可能性のある、さまざまな新機能が先行して実装されています。Windows Insider Programの更新オプションでDevチャンネルを選択しているユーザーは、Windows Updateを利用して最新版に更新することができます。
なお、Devチャンネルは新機能が先行して追加されるかわりに不安定になりやすく、安定性を求めるユーザーに対してはBeta/Release Previewチャンネルの選択が推奨されています。Windows Insider Programのチャンネルごとのビルドの提供状況はFlight Hubで確認可能です。
なお今回は、20277(FE_RELEASE)と21277(RS_PRERELEASE)が同時公開されており、後者はオプションの更新プログラムとして提供されています(Windows Updateのシーカーエクスペリエンス)。この変更は一時的なもので、ホリデーシーズンの後はRS_PRERELEASEからの提供に一本化される予定です。
RS_PRERELEASEでは一時的に利用できなくなっていた、新しい絵文字ピッカーや、デザインが刷新されたタッチキーボード、ボイスタイピングなどいくつかの機能が復活しています。
Build 21277の新機能
Build 21277の新機能は以下の通りです
Windows 10 on ARMでx64エミューレションの導入: Microsoft Storeなどから入手したx64アプリをインストールしてx64エミュレーションを試すことができるように。
Emoji 12.1と13.0のサポート: Emoji 12.1と13.0をサポートした200以上の絵文字が追加。
公式ブログには細かな不具合の修正や、既知の不具合もリストアップされていますので、インストールする前に確認しておくことをおすすめします(Build 20277には新機能は追加されていません)。