Windows 10で発生していた、「このPCを初期状態に戻す」機能が無効となる不具合を、Microsoftが2021年1月に公開した更新プログラムで修正していたことがわかりました(Windows Latest)。
「このPCを初期状態に戻す」機能は、PCを工場出荷時の設定にリセットするための機能ですが、不具合によって「PCのリセット時に問題がありました。変更はありませんでした」というメッセージが表示され、利用できなることがあったようです。
不具合は2020年はじめに公開されたKB4524244によって導入されたもので、今回公開されたサービススタックアップデート
KB4598479にて修正されています(ただしKB4598479のドキュメントにそのことは明示されていません)。
また「chkdsk /f」を実行したあと一部のデバイスのファイルシステムにダメージを与え起動できなくなる可能性がある不具合は、月例更新プログラムKB4598229で修正されています。
なおWindows 10で特殊なショートカットやHTMLファイルを開くと、ファイルシステムが破損する可能性がある最近見つかった不具合に関して、Microsoftは将来のアップデートで対応することを約束しており、2月あるいは3月の更新プログラムで修正されることが期待されます。