日本生まれのプログラミング言語「Ruby」。
生産性が高く使いやすいプログラミング言語であるため、日常的に携帯している事が多いiPhoneやiPadで使いたいと思っているかたも多いかもしれません。
本日紹介する「Rubyist」はその夢を実現するiOS用の無料アプリです。Ruby(正確にはmruby)に対応したコードを書けるだけでなく、作成したRubyコードを、ShortcutsアプリやSiriコマンドから直接呼び出せるという特徴を持っています。
以下のような機能が搭載されています。
- デバイス上で直接Rubyコードを実行
- 内蔵のドキュメントビューア
- Rubyのシンタックスハイライト機能付きエディタ
- コードオートコンプリート
- ShortcutsでRubyを直接実行
- 独自のSiriコマンドをRubyで作成
- 専用APIを使ってネイティブなアラートや入力を表示する
- コードからhttpリクエストを行う
- コードからクリップボードを読み書きする
以下使用方法を説明します。
Rubyistの使用方法
App Storeからアプリをダウンロードします。RubyistはiOS 14.0あるいはiPadOS 14.0以降に対応しています。
アプリを起動すると以下のような画面が表示されます。
▲画面右上の「+」アイコンをタップすると、新規アプリの雛形を選択するためのポップアップが表示されます。「Hello World」を選択した場合、Hello Worldを印刷するサンプルプログラムが画面に表示されます。
右下の再生アイコンをタップするとコードエディタに表示されているプログラムが実行されます。
▲「Hello World!」と表示されました。その他、「Introduction」を選ぶとRubyistの特徴が確認できるサンプルプログラムが表示されます。「Blank File」を選ぶと空の状態からプログラムを始めることができます。コードエディタは自動補完に対応していて、例えば「p」と入力すると「puts」「print」「printf」といった候補が表示され、素早くメソッドを入力することができます。
▲コードエディタの画面で再生アイコンの横にある本のアイコンをタップするとドキュメントが表示されます。右上の「…」をタップするとSiriやShortcutsアプリとの連携を設定することができます。
まとめ
Rubyistを利用すれば、iPhoneやiPad上でRubyコードを作成できるだけでなく、ShortcutsアプリやSiriと連携して実用的なプログラムを作成することもできそうです。Rubyに興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。