Microsoftは本日、月例更新の一環としてWindows 8.1、Windows 7などに対し、月例品質ロールアップとセキュリティオンリーアップデートを公開しました(Neowin)。Windows 7用の更新プログラムは有償サポートを契約しているユーザーのみの提供となっています。
公開された月例品質ロールアップは以下の通りです(括弧内はセキュリティオンリーアップデート)。
- Windows 8.1/Windows Server 2012 R2: KB5005613(KB5005627)
- Windows 7 SP1/Widnows 2008 R2 SP1: KB5005633(KB5005615)
- Windows Server 2012: KB5005623(KB5005607)
更新プログラムは、Windows UpdateまたはMicrosoft Updateカタログを利用してインストールすることが可能で、それぞれの変更点は以下の通りとなっています。
September 14, 2021—KB5005613 (Monthly Rollup)
Windows 8.1/Windows Server 2012 R2用の月例品質ロールアップKB5005613では、OS内部の機能に対するさまざまなセキュリティ上の改善が行われています。
This update contains miscellaneous security improvements to internal OS functionality. No additional issues were documented for this release.
更新プログラムには以下の1件の既知の不具合が存在します。
症状 | 回避策 |
---|---|
特定の操作をクラスター共有ボリューム上のファイルやフォルダーに対して実行すると「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)」が発生する。 |
以下のいずれかを実行する。
Microsoftは解決策を検討しており、今後のリリースでアップデートを提供する予定。 |
Windows UpdateやMicrosoft Update、Microsoft Update Catalog、Windows Server Update Services (WSUS)などを利用してインストールすることができます。
September 14, 2021—KB5005633 (Monthly Rollup)
Windows 7 SP1/Widnows 2008 R2 SP1用の月例品質ロールアップKB5005633では、ドライバが複数のコードサインで署名されている場合に、ドライバがインストールされないことがある問題の修正や、O 内部の機能に関するさまざまなセキュリティ上の改善が行われています。
Addresses an issue in which a driver might not install if the driver is signed with more than one code sign signatures.
This update also contains miscellaneous security improvements to internal OS functionality.
更新プログラムには以下の2件の既知の不具合が存在します。
症状 | 回避策 |
---|---|
更新プログラムをインストールしてデバイスを再起動すると「Windows更新プログラムの設定に失敗しました」というエラーが表示されることがある。 |
これは次のような状況で想定される:
ESUキーを購入してこの問題が発生した場合は、前提条件がすべて適用されていること、およびキーが有効化されていることを確認する。アクティベーションについてはこのブログ記事を参照する。前提条件については、この記事の「このアップデートの入手方法」を参照する。 |
特定の操作をクラスター共有ボリューム上のファイルやフォルダーに対して実行すると「STATUS_BAD_IMPERSONATION_LEVEL (0xC00000A5)」が発生する。 |
以下のいずれかを実行する。
Microsoftは解決策を検討しており、今後のリリースでアップデートを提供する予定。 |
Windows UpdateやMicrosoft Update、Microsoft Update Catalog、Windows Server Update Services (WSUS)などを利用してインストールすることができます。